ちわっす、ワタリです。
早速、クロニクルのサンプルについての解説GO!です。
サンプル版は徹頭徹尾サンプル、チラ見せに徹してます。
正直、クロニクルの真髄には程遠いですが、ニュアンスは感じてもらえると思います。
今回は、本の構成を中心にご説明させてください。
まず、全体を通して、あまりコテコテ・レイアウトにならないように心がけました。冒頭部分も白を基調に、シンプルにまとめています。
そしてページは横組みです。特に、
P002〜003、P004〜005、P006〜007、P032〜033
P056〜057、P082〜083、P104〜105
……といった各章のタイトル等については、見開き部分をそのまま掲載してます。
PDFを開く際は、たとえば連続見開き」&「見開きページモードで表紙をレイアウト」などして閲覧されると、実際のページの雰囲気を、よりビビッドに感じていただけるかと思います。
また、P001の方にある目次(Contents)を見ていただいてもお分かりの通り、6章構成になっています。
最初の4章は、順番に初代OMGからマーズまで、歴代4タイトルに該当します。当時製作されたパブリシティ素材はもちろん、カトキ氏、そして私のインタビューなどがてんこ盛りで掲載されています。
目玉はなんといっても、
本邦初出のカトキ・ラフ!
今回のサンプルでは、オラタンで製作されたポスター、あるいはフォースの機体デザイン・ラフ(VOX系)等をサンプル掲載しております。
いかがでしょう?
ぶっちゃけ宣言かまします。
ここまでメカ魂のこもった線を描ける人は、そうそういませんよ!
15年間、カトキ氏が営々と積み上げてきたデザインワークの超絶が堪能できる、この幸せ。
是非ともお楽しみいただきたく!
また今回のサンプルでは掲載できませんでしたが、章末には、ワタリが各タイトルについてズバリ喝破したライナーノーツがあります。
こちら、今までユーザーの皆様が知る機会のなかった意外な事実等を盛りこんだ充実内容となっておりますので、ご一読いただけますと幸いです。
そして、後半の2章は
“Inside The Gate”と“Behind The Voice”。
こ れ は …… 濃いですぞ〜
今回のサンプルでは、前者の“Inside The Gate”のみの掲載ですが、しかし白状します!!
この章のせいで今回のクロニクルはページ増になった。
ワタリはやらかした!
まさに暴走であります。
これまでの15年間、あちこちの媒体で書き散らかしてきた関連テキストを時系列に沿って統合、新情報もモリモリ組みこんで体系化した、文字通り現時点におけるバーチャロン・サガの総集編!
いわば、バーチャロン界の日本書紀(ビッグマウス?)。
これを読まずしてバーチャロンの世界は語れない!
積み重ねられた設定文が、物語よりも雄弁にイメージを紡ぎだすときがある!
……なんて言ったら、大きく出すぎかもしれません。
でも、10年代のバーチャロンの出発点となるにふさわしい情報密度であると受けとめていただければ。
活字を追うのが好き、さほど苦痛ではないという方、是非とも精読していただけますと嬉しいです。
そして最終章の“Behind The Voice”!
こちらは、バーチャロン15年の歩みの中で発せられた言葉、その裏に潜むものを感じていこうということで、筆頭に富野監督とワタリとの13年前の対談の再録、そして2010年新録のカトキ氏肉声、ワタリの言いたい放題インタビュー等を掲載しております。まさに、ナマ声ギッシリの超濃度ハードコア!
ここを読み解ければ、あなたも立派なVO者だ!!
……と免許皆伝したいくらいの強烈な内容です。
特に富野監督との対談は、そのピリピリとした緊張感の凄まじさ、生々しさは、あり得ない超絶クォリティ!
この奇跡が1997年に起きていたという幸運を、いま再確認できる喜び!
君はこれを読み通すことができるか!?
……すみません。
興奮してしまいました。
いやですね、クロニクルについて語ろうと思ったら、コラム1本では全然足りないんです。
実はまだ、とり上げていないネタが潜んでたりもします。
結局、まずは皆さんに通読してもらわないことには始まらない。
なので、私もここまでにしておきます。
が!
断言します。
クロニクルにはバーチャロンの魂がこもってます。
これまでの15年、そして未来を見据えた新たな希望。
まさにバーチャロン・バイブル!
限定版を予約購入された方、皆さんは正しい!
今、悶々と発売を待ち焦がれているその気持は正しい!
正直、私も待ち遠しい!
なので、22日にまた再見!
お 楽 し み に !!